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健康食品・サプリメントに関する特許の出願動向
1. 基礎技術の確立と応用の初期段階（2013-2015年）
2013年から2015年にかけての特許出願には、基礎的な栄養食品やサプリメントの開発が中心となっています。この時期には、分岐鎖アミノ酸を含有する栄養食品や、糖質を低減した健康食品など、健康増進を目的とした製品が多く見られます。また、特殊な製造方法に関する特許も多く、健康食品やサプリメントの品質向上に向けた技術的基盤の構築が進められていた時期と言えます。
2. 機能性と多様化の進展（2016-2018年）
2016年から2018年にかけては、サプリメントや健康食品の機能性がさらに追求され、多様化が進んだ時期です。サプリメント供給システムや評価方法の特許が多く見られ、特にユーザに適するサプリメントを決定する方法や装置の開発が注目されました。また、抗糖化剤や糖尿病予防効果を有する酵母エキスなど、特定の健康問題に対応するための機能性成分に関する出願が増加しました。
3. 健康志向と精密な提案システムの発展（2019-2021年）
2019年から2021年にかけては、消費者の健康意識の高まりを反映し、より健康志向のサプリメントや食品に関する特許が増加しました。特に、サプリメント提案システムや評価装置に関する特許が目立ち、ユーザーの個々の健康状態に応じた精密な提案が可能となる技術が進展しています。さらに、抗インフルエンザウイルス剤や脳機能改善用食品など、特定の健康課題に対応する製品開発が進んでいます。
4. パーソナライズドヘルスケアと新技術の融合（2022-2024年）
2022年以降の特許出願では、パーソナライズドヘルスケアが一層重視される傾向が見られます。例えば、腸内細菌叢改善性サプリメントやブレインフォグの症状緩和用食品など、個々の健康状態や症状に対応する製品が増えています。また、サプリメントレコメンドシステムの特許も多く、AIやビッグデータを活用した新しい提案技術が進化しています。これにより、ユーザーにより適した健康食品やサプリメントの提供が可能となっています。
5. 結論
全体として、健康食品やサプリメントに関する特許出願の傾向は、時代とともに技術の進化と市場のニーズに応じて多様化しています。初期の基礎的な技術開発から始まり、機能性や多様化を追求する技術、そしてパーソナライズドヘルスケアの実現に向けた技術へと進化しています。特に近年は、AIやビッグデータを活用した精密な提案システムの開発が進んでおり、今後もこれらの分野での技術革新が期待されます。
6.今後の特許戦略
今後の特許戦略として、まず、パーソナライズドヘルスケア分野に重点を置くべきです。具体的には、AIやビッグデータを活用して個々の健康状態や遺伝情報に基づいたサプリメント提案システムや評価方法を開発する特許を出願することが重要です。また、抗糖化や抗酸化といった抗老化成分を含むサプリメントや健康食品の開発に注力し、これに関する特許を取得することで、健康長寿市場をターゲットにすることが有効です。さらに、腸内細菌叢改善や脳機能改善など、特定の健康課題に対応する機能性食品やサプリメントの開発に関連する特許も重要です。これにより、特定の健康問題を抱える消費者に対して高付加価値な製品を提供できる基盤を築くことができます。新規成分の探索とその効果に関する研究開発を推進し、それらの成分を活用した製品の特許出願も欠かせません。例えば、自然由来の成分や微生物を利用した機能性食品の開発は、消費者の自然志向や安全志向に応えることができ、市場での差別化を図るための重要な戦略となります。また、製造プロセスの効率化やコスト削減を図るための技術開発とそれに伴う特許出願も並行して進めるべきです。これにより、製品の競争力を高めるとともに、知的財産の強化を図ることができます。全体として、パーソナライズドヘルスケア、特定の健康課題への対応、新規成分の活用、製造プロセスの効率化をキーワードに、包括的な特許戦略を展開することが求められます。
健康食品・サプリメント 特許事例 10選
個人的に代表的だと考えられる健康食品やサプリメント関連の特許を10件挙げてみました。これらの特許は、最新の研究成果や技術革新を反映しており、健康増進や栄養補助に関するさまざまな分野にわたっています。特許内容には、特定の成分の効果的な抽出方法や、組み合わせることで相乗効果を発揮する成分の配合技術、または体内への吸収を高めるための製剤技術などが含まれています。これらの情報が、健康食品やサプリメントの開発および知的財産活動において、重要な参考資料となり、今後の研究開発に貢献することを期待しています。
特許事例①(健康食品又は医薬品提案装置/メディカルフォトニクス株式会社)
〇書誌事項
・出願番号/出願日：JP2022087584A（2022-05-30）
・公開番号/公開日：JP2023175238（2023-12-12）
・名称：健康食品又は医薬品提案装置、健康食品又は医薬品提案プログラム、健康食品提案方法、医薬品提案装置の作動方法、及び、健康食品又は医薬品提案システム
・出願人：メディカルフォトニクス株式会社
〇要点
・血液濁度測定結果を基に、最適な健康食品や医薬品を提案するシステムを提供。
・顧客装置から受信した血液濁度を分類し、分析用血液濁度レベルを算出してレコメンドレベルを決定。
・提案された健康食品や医薬品の情報をECサイトを通じて顧客に提供し購入をサポート。
〇概要
本発明は、顧客の血液濁度測定結果から最適な健康食品や医薬品を提案するシステムに関するものである。このシステムは、顧客装置、健康食品・医薬品提案装置、ECサイトサーバーから構成され、ネットワークを介して接続される。顧客装置から受信した血液濁度を血液濁度レベルに分類し、分析用血液濁度レベルを算出してレコメンドレベルを決定する。レコメンドレベルに基づいて健康食品や医薬品をデータベースから抽出し、顧客装置に提案する。また、血液濁度変化量や脂質吸収率、食事カロリーなどの情報も活用し、より正確な提案を行う。さらに、ECサイトを通じて提案された健康食品や医薬品の購入をサポートする機能も備えている。このシステムは、健康管理において日常的に役立つものであり、ユーザーの健康改善を支援するための包括的なツールである。
〇考察
この発明は、日常の健康管理を支援するための革新的なシステムを提供しており、特に血液濁度の測定結果を活用して個別の健康食品や医薬品を提案する点が特徴的である。従来の健康管理方法と比較して、より個別化された健康提案が可能となり、ユーザーの健康改善に大きく貢献できると考えられる。血液濁度レベルの分析やレコメンドレベルの算出により、個々の健康状態に応じた具体的な提案が行われるため、ユーザーは自身の健康状態に合わせた適切な商品を選択できる。また、ECサイトを通じた購入サポート機能により、提案された健康食品や医薬品を簡単に入手できる点も利便性が高い。さらに、血液濁度変化量や脂質吸収率などの追加情報を考慮することで、より精度の高い提案が可能となり、ユーザーの健康管理をさらに効果的に行うことができる。このように、本発明は日常的な健康管理を支援するための総合的なツールとして、今後の市場において高い競争力を持つと考えられる。
特許事例②(健康食品又は医薬品提案装置/メディカルフォトニクス株式会社)
〇書誌事項
・出願番号/出願日：JP2022087597A（2022-05-30）
・公開番号/公開日：JP2023175246（2023-12-12）
・名称：健康食品又は医薬品提案装置、健康食品又は医薬品提案プログラム、健康食品提案方法、医薬品提案装置の作動方法、及び、健康食品又は医薬品提案システム
・出願人：メディカルフォトニクス株式会社
〇要点
・健康食品や医薬品を提案するシステムで、顧客装置と提案装置がネットワークを介して接続される。
・血液濁度のデータを用いてパーソナル血液濁度レベルを算出し、それに基づいて健康食品や医薬品を提案。
・ECサイトと連携し、提案された健康食品や医薬品の購入を可能にする。
〇概要
本発明は、ユーザーに適切な健康食品や医薬品を提案するための装置とプログラム、および方法に関するものである。具体的には、顧客装置から予め受信した特定時刻の血液濁度データを基に、平均値と標準偏差を算出し、所定時刻の血液濁度データからパーソナル血液濁度レベルを算出する装置である。このレベルに基づき、健康食品や医薬品のデータベースから適切な商品を抽出し、ユーザーに提案するシステムである。さらに、このシステムはECサイトと連携しており、提案された商品をそのまま購入できる機能を備えている。請求項では、血液濁度のデータ処理方法、パーソナル血液濁度レベルの算出方法、そしてその結果に基づく商品提案のプロセスが詳細に記載されている。この発明により、個々のユーザーの健康状態に合わせた健康食品や医薬品の提案が可能となり、健康管理の効率化と精度向上が期待される。
〇考察
この発明は、ユーザーの血液濁度データを基にして、個別に適した健康食品や医薬品を提案するシステムを提供するものであり、パーソナライズされた健康管理を可能にする点で画期的である。特に、血液濁度の平均値と標準偏差を用いた精緻なデータ処理により、ユーザーの健康状態を正確に把握し、それに応じた適切な製品を提案できる点が重要である。また、ECサイトと連携することで、提案から購入までを一貫して行える利便性が高く、ユーザーエクスペリエンスの向上にも寄与する。このシステムは、健康食品や医薬品の個別最適化を実現し、従来の一律な提案方法とは一線を画すものである。さらに、この技術の導入により、健康管理の効率化が図られ、ユーザーの健康増進に大きく貢献できることが期待される。今後、このシステムが普及することで、健康食品や医薬品の市場においても個別対応型サービスの需要が高まり、新たなビジネスチャンスが生まれる可能性がある。
特許事例③(サプリメント配合支援方法、サプリメント供給システム、およびサプリメント供給装置/ドリコス株式会社)
〇書誌事項
・出願番号/出願日：JP2016098079A（2016-05-16）
・公開番号/公開日：JP2017207819（2017-11-24）
・登録番号/登録日：JP6019262B（2016-10-07）
・名称：サプリメント配合支援方法、サプリメント供給システム、およびサプリメント供給装置
・出願人：ドリコス株式会社
〇要点
・ユーザのスケジュール情報や行動情報に基づいて、サプリメントの配合情報を決定する。
・供給装置は複数ユーザで共有可能で、様々な場所に設置可能。
・ユーザの生体情報も考慮して、サプリメントの基準情報を調整。
〇概要
本発明は、サプリメント供給装置、システム、及び方法に関する。具体的には、サプリメント供給装置がサプリメント供給可能情報とユーザのスケジュール情報を受け取り、それに基づいて複数の行動情報を決定し、サプリメント基準情報を決定する。さらに、ユーザのユーザ情報及びサプリメント供給可能情報に基づいてサプリメント基準情報を調整し、供給装置が配合すべきサプリメント情報を決定する。供給装置は、複数のカートリッジを搭載し、指定された供給量でサプリメントを抽出・配合して外部に供給する。ユーザ装置は、スケジュール情報の入力、カートリッジ情報の取得、及び生体情報の取得・利用に基づいてサプリメントの供給量を決定する。これにより、ユーザの個々のニーズに合わせたサプリメント供給が可能となり、供給装置は様々な場所に設置可能で複数のユーザで共有できる。
〇考察
この発明は、個々のユーザの行動情報や生体情報を元に最適なサプリメント配合を支援する点で革新的です。従来のサプリメント供給方法に比べ、個別対応が可能なため、ユーザ一人ひとりに最適化された健康管理が期待できます。特にスケジュール情報や行動情報に基づくサプリメントの調整機能は、日々の活動に合わせた効果的なサプリメント摂取を実現します。さらに、複数ユーザで共有可能な供給装置は、家庭や職場、ジムなど様々な環境での利用が可能であり、幅広い応用範囲を持っています。ユーザの生体情報を取り入れることで、より精度の高いサプリメント配合が可能となり、健康増進やパフォーマンス向上に寄与するでしょう。また、サプリメントの供給情報をデータベースに蓄積することで、長期的な健康管理やパーソナライズド栄養計画の作成にも役立ちます。このように、本発明はサプリメント供給の新しい形を提案し、健康管理の新しいスタンダードとなる可能性があります。
特許事例④(サプリメント配合支援方法、サプリメント供給システム、およびサプリメント供給装置/ドリコス株式会社)
〇書誌事項
・出願番号/出願日：JP2016195381A（2016-10-03）
・公開番号/公開日：JP2017208062（2017-11-24）
・登録番号/登録日：JP6647629B（2020-01-17）
・名称：サプリメント配合支援方法、サプリメント供給システム、およびサプリメント供給装置
・出願人：ドリコス株式会社
〇要点
・サプリメント供給装置がスケジュール情報や行動情報に基づいてサプリメント基準情報を調整し、適切なサプリメント情報を決定する。
・サプリメント供給装置が複数ユーザで共有可能であり、個別のスケジュールや行動情報に対応できる。
・生体情報を取得し、ユーザの健康状態に応じたサプリメント情報を提供する機能を持つ。
〇概要
本発明は、サプリメント供給装置からのサプリメント供給可能情報を基に、ユーザのスケジュール情報や行動情報を受け取り、それに応じてサプリメント基準情報を決定・調整するサプリメント配合支援方法およびシステムに関するものである。これにより、ユーザのスケジュールや行動に基づいた適切なサプリメント情報が提供される。サプリメント供給装置は、スロット部に複数のサプリメントカートリッジを搭載し、各カートリッジに関連付けられたIDと残量情報に基づいてサプリメントを供給する。また、ユーザの生体情報を取得し、それに基づいてサプリメント基準情報を更に調整することで、より適切なサプリメント供給を実現する。複数のユーザで共有可能であり、個々の健康状態や行動に合わせたサプリメント供給が可能であることが特徴である。
〇考察
この発明は、個々のユーザのスケジュールや行動情報に基づいてサプリメント供給を最適化するシステムを提供するものであり、特に健康管理が重要視される現代において非常に有用である。ユーザの行動情報やスケジュールに応じて個別に調整されたサプリメントを供給することで、効果的な健康管理が可能となる。また、生体情報を取得し、それに基づいてサプリメント基準情報を調整することで、個々の健康状態に最適なサプリメント供給が実現される点が革新的である。これにより、ユーザのニーズに合わせたサプリメントの提供が可能となり、健康維持や改善に貢献する。また、複数のユーザで共有可能なシステムであるため、家庭や職場など様々な環境での利用が期待される。サプリメント市場においては、パーソナライズドなサービスが求められており、この発明はそのニーズに応えるものである。総合的に見て、この発明はサプリメント供給の効率化と効果的な健康管理を実現するものであり、今後の市場において重要な役割を果たすと考えられる。
特許事例⑤(サプリメント提案装置/メディカルフォトニクス株式会社)
〇書誌事項
・出願番号/出願日：JP2021110604A（2021-07-02）
・公開番号/公開日：JP2023007631（2023-01-19）
・登録番号/登録日：未登録
・名称：サプリメント提案装置、プログラム、方法、及び、システム
・出願人：メディカルフォトニクス株式会社
〇要点
・血液濁度レベルに基づいてユーザーに最適なサプリメントを提案する装置を提供。
・連続日数レベルやレコメンドレベルを算出し、サプリメントデータベースから適切なサプリメントを抽出。
・ECサイトと連携し、サプリメントの購入を促進。
〇概要
この特許は、サプリメントの提案装置に関するものであり、ユーザーに摂取が望ましいサプリメントを提案することを目的としています。装置は、顧客装置から受信した血液濁度を血液濁度レベルに分類し、最高血液濁度レベルとその連続日数からレコメンドレベルを算出し、サプリメントデータベースから適切なサプリメントを抽出します。さらに、血液濁度の変化量から脂質濃度変化量や吸収カロリーを算出し、食事画像情報から食事のカロリーを算出することで脂質吸収率を計算し、サプリメントの種別を決定します。血糖値や血圧値、腹囲値を受信し、それらが正常かどうかを判断することもできます。抽出されたサプリメントは顧客装置に送信され、顧客の購入希望に応じてECサイトサーバーへ情報が送信される仕組みです。このシステムは、ユーザーの健康データを元にパーソナライズされたサプリメント提案を行うことで、より効果的な健康管理をサポートします。
〇考察
この発明は、ユーザーの健康データに基づいて最適なサプリメントを提案するシステムを提供することで、パーソナライズされた健康管理の新しい可能性を開きます。特に血液濁度や脂質濃度変化量、吸収カロリーといった詳細な健康データを活用することで、ユーザー個々のニーズに合わせたサプリメントの選定が可能となり、効果的な栄養補給を実現します。さらに、ECサイトとの連携により、提案されたサプリメントを即座に購入できる利便性も提供しています。このシステムは、個々の健康状態を細かくモニタリングし、最適な栄養素を提供することで、健康維持や病気予防に貢献する可能性が高く、今後の市場においても高い競争力を持つと考えられます。また、医療データの活用とネットワーク技術の融合により、デジタルヘルスケア分野の進展に寄与する重要な技術となるでしょう。
特許事例⑥(サプリメント提案システム/株式会社ＦｉＮＣ Ｔｅｃｈｎｏｌｏｇｉｅｓ)
〇書誌事項
・出願番号/出願日：JP2019152393A（2019-08-22）
・公開番号/公開日：JP2021033593（2021-03-01）
・登録番号/登録日：JP6684422B（2020-04-01）
・名称：サプリメント提案システム
・出願人：株式会社ＦｉＮＣ Ｔｅｃｈｎｏｌｏｇｉｅｓ
〇要点
・ユーザが摂取した食事の画像を解析し、不足している栄養素を特定する。
・不足している栄養素を補うサプリメントを選択し、ユーザに提案する。
・サプリメント選択時にアレルギー物質を考慮し、適切なサプリメントを選ぶ。
〇概要
この発明は、ユーザに合ったサプリメントを提案するシステムに関するものである。サプリメント提案システムは、サプリメントに含まれている栄養素を記憶するサプリメント情報記憶部、ユーザが摂取した食事の画像を受け付ける回答受付部、画像を解析して食事に含まれる栄養素を特定する画像解析部、解析した食事の栄養素に応じてユーザに不足している栄養素を特定する不足栄養素特定部、不足している栄養素を含むサプリメントを選択するサプリメント選択部、選択されたサプリメントを所定範囲の数に絞り込むサプリメント絞込部、絞り込まれたサプリメントをユーザに提案するサプリメント提案部を備える。さらに、サプリメント情報記憶部は、ユーザの悩みに対するサプリメントの推薦度や説明を記憶しており、アレルギー物質についても記憶している。サプリメント選択時には、アレルギー物質が含まれていないものを選択することでユーザに提案する。このシステムは、ユーザの健康状態や栄養不足を補うための適切なサプリメントを効率的に提供することを目指している。
〇考察
この発明は、ユーザに対して個別化されたサプリメント提案を行うシステムであり、食事の画像解析によって不足栄養素を特定し、適切なサプリメントを提案する点で非常に実用的である。特に、ユーザのアレルギーや悩みの度合いに応じたサプリメント選択が可能であることは、個々のニーズに応じた健康管理をサポートする革新的なアプローチと言える。さらに、サプリメント情報記憶部がユーザの悩みに対するサプリメントの推薦度を記憶しているため、より精度の高い提案が可能である。このようなシステムは、健康意識の高まりとともに需要が増加しているサプリメント市場において、ユーザの満足度を高める重要な役割を果たすだろう。また、画像解析技術の進歩により、システムの精度や提案の信頼性も向上することが期待される。この発明は、個別化医療やパーソナライズドヘルスケアの分野において大きな影響を与える可能性があり、今後の展開が非常に注目される。
特許事例⑦(サプリメント評価装置およびサプリメント評価方法/株式会社プラチナファーマ)
〇書誌事項
・出願番号/出願日：JP2022071162A（2022-04-06）
・公開番号/公開日：JP2023154369（2023-10-19）
・登録番号/登録日：JP7397265B（2023-12-05）
・名称：サプリメント評価装置およびサプリメント評価方法
・出願人：株式会社プラチナファーマ
〇要点
・顧客の生体組織に基づいてサプリメントの適合性を評価。
・評価値を計算し、サプリメントの活性成分含有量に基づいて補正。
・SNPの存在を判定し、評価値を算出する。
〇概要
本発明は、サプリメントを購入する人に対する適合性を高精度に評価できる装置および方法に関するものである。サプリメント評価装置は、顧客の生体組織における一塩基多型（SNP）の存否に基づいて、サプリメントに含まれる活性成分の適合性を示す個別評価値を特定し、その和を総合評価値として算出する評価値算出部と、活性成分の含有量に基づいて総合評価値を補正する評価値補正部を備える。また、請求の範囲では、活性成分受容体の検出塩基配列情報を取得し、生体組織におけるSNPの存在を判定することで個別評価値を特定し、総合評価値を補正するサプリメント評価方法も記載されている。この発明により、顧客に提供するサプリメントの適合性を精度良く評価することができる。
〇考察
この発明はサプリメント購入者に対して最適なサプリメントを提供するための評価装置および方法を提供する点で重要である。生体組織における一塩基多型（SNP）の存在を基に個別評価値を算出し、それを総合評価値に反映させることで、個々の顧客に対するサプリメントの適合性を精度良く評価できる。この手法により、従来の一律的な評価方法では見落とされがちだった個別の体質や遺伝的要因を考慮に入れた、よりパーソナライズされたサプリメント選択が可能となる。さらに、評価値を活性成分の含有量に基づいて補正することで、サプリメントの実際の効果をより正確に予測できる点も革新的である。この技術はサプリメントの選択における信頼性を向上させ、顧客満足度の向上に寄与することが期待される。総合的に見て、この発明は個別化医療の一環としてのサプリメント評価において大きな進歩を示しており、今後の市場において競争力を高めることができるだろう。
特許事例⑧(ユーザに適するサプリメントを決定する方法および装置/ドリコス株式会社)
〇書誌事項
・出願番号/出願日：JP2018137965A（2018-07-23）
・公開番号/公開日：JP2020016959（2020-01-30）
・登録番号/登録日：JP6482708B（2019-02-22）
・名称：ユーザに適するサプリメントを決定する方法および装置
・出願人：ドリコス株式会社
〇要点
・サプリメントに含まれる栄養素の種類や量をユーザデータに基づいて決定。
・ユーザの評価データを収集し、次回供給するサプリメントの内容を最適化。
・外部センサからのデータも利用して、ユーザの健康状態や期待作用に応じたサプリメントを提供。
〇概要
本発明は、ユーザに適したサプリメントの内容を決定し、その内容をデータとして出力する方法および装置に関するものです。サプリメント配合支援装置は、サプリメントに含まれる栄養素に関するデータおよびユーザに関するデータを基に、ユーザが摂取するサプリメントの栄養素の種類および量を決定します。ユーザがサプリメントを摂取後に行った評価結果を表す評価値データを収集し、それを次回供給するサプリメントの内容決定に反映させます。このプロセスには、外部センサからのデータも使用され、ユーザの健康状態や期待する効果に応じたサプリメントを提供します。請求項には、評価値データやユーザデータ、栄養素データを基にサプリメントの内容を決定する詳細なステップが記載されており、サプリメントの最適化を図るための技術が具体的に示されています。この発明は、ユーザ個々のニーズに応じたサプリメントを提供する点で革新的です。
〇考察
この発明は、ユーザ個々のニーズに応じてカスタマイズされたサプリメントを提供する技術により、健康維持や栄養補給の精度を高めることが期待されます。従来の一律的なサプリメント供給と異なり、ユーザの評価データを反映させることで、パーソナライズされた栄養補給が可能となり、ユーザ満足度の向上に寄与します。外部センサデータの活用により、リアルタイムでの健康状態の変化に対応したサプリメント提供が可能となり、さらなる健康管理の精度向上が見込まれます。また、この技術は継続的なユーザデータの収集と分析に基づくフィードバックループを構築することで、サプリメントの効果を最大化するだけでなく、新たな健康課題の発見や解決にも寄与する可能性があります。総合的に見て、この発明は個々のユーザに最適化されたサプリメントの提供を実現するものであり、ヘルスケア市場における革新的なソリューションとして高い競争力を持つと考えられます。
特許事例⑨(サプリメント提案システム/株式会社ＦｉＮＣ Ｔｅｃｈｎｏｌｏｇｉｅｓ)
〇書誌事項
・出願番号/出願日：JP2019152392A（2019-08-22）
・公開番号/公開日：JP2021033592（2021-03-01）
・登録番号/登録日：JP6684421B（2020-04-01）
・名称：サプリメント提案システム
・出願人：株式会社ＦｉＮＣ Ｔｅｃｈｎｏｌｏｇｉｅｓ
〇要点
・ユーザの属性と生活習慣に応じた不足栄養素を特定し、適切なサプリメントを提案するシステム。
・チャットメッセージで質問を送り、ユーザからの回答を受け付ける機能を持つ。
・悩みの度合いに基づいて、サプリメントの推薦度を考慮した提案が可能。
〇概要
本発明は、ユーザの属性や生活習慣に応じて最適なサプリメントを提案するシステムに関するものである。サプリメント情報記憶部、回答受付部、不足栄養素特定部、サプリメント選択部、及びサプリメント提案部を含み、これらが連携して動作することでユーザに適したサプリメントを提案する。特に、チャットメッセージを通じて生活習慣に関する質問を行い、ユーザの回答に基づいて不足している栄養素を特定し、その不足栄養素を補うためのサプリメントを選定し提案する。また、ユーザの悩みの度合いを考慮してサプリメントの推薦度を記憶し、適切なサプリメントを絞り込むことができる。これにより、ユーザ個々の健康状態やニーズに応じたパーソナライズされた提案が実現可能となる。さらに、チャットメッセージ送信部は食事や運動習慣についても質問を行うことで、より精度の高いサプリメント選定を支援する。
〇考察
この発明は、ユーザの生活習慣や個別の健康状態に基づいてパーソナライズされたサプリメント提案を行う点で非常に先進的である。特に、チャットメッセージを介してユーザからの情報収集を行うことで、インタラクティブなアプローチが取られていることが特徴的である。これにより、ユーザの回答に基づいて不足している栄養素を正確に特定し、その栄養素を補うサプリメントを提案するプロセスが効率的に進行する。さらに、ユーザの悩みやその度合いを考慮したサプリメントの推薦度を用いることで、より精度の高い提案が可能となる。このシステムは、個々のユーザの健康状態に応じたカスタマイズされた提案を行うことで、健康維持や改善に寄与する可能性が高い。医療や健康管理の分野での応用が期待され、市場において競争力の高い製品となることが予想される。また、ユーザエクスペリエンスを向上させるための技術的な工夫が凝らされており、利用者の満足度を高める点でも優れている。総合的に見て、この発明は健康管理の新たな可能性を開くものであり、今後の展開が非常に楽しみである。
特許事例⑩(サプリメント提案システム/株式会社ＦｉＮＣ Ｔｅｃｈｎｏｌｏｇｉｅｓ)
〇書誌事項
・出願番号/出願日：JP2019153080A（2019-08-23）
・公開番号/公開日：JP2021033637（2021-03-01）
・登録番号/登録日：JP6684423B（2020-04-01）
・名称：サプリメント提案システム
・出願人：株式会社ＦｉＮＣ Ｔｅｃｈｎｏｌｏｇｉｅｓ
〇要点
・ユーザの属性や生活習慣に基づき不足する栄養素を特定し、最適なサプリメントを提案するシステム。
・サプリメントの配合を調整し、ユーザに提案する機能を持つ。
・生活習慣の変化やログ情報に応じてサプリメントの配合を更新する機能を備える。
〇概要
本発明は、ユーザに適したサプリメントを提案するシステムであり、サプリメントに含まれる栄養素を記憶する情報記憶部、生活習慣に関する質問への回答を受け付ける回答受付部、ユーザの属性と回答に基づいて不足する栄養素を特定する不足栄養素特定部、不足する栄養素を含むサプリメントを選択するサプリメント選択部、選択されたサプリメントの配合を調整するサプリメント調整部を含みます。また、調整したサプリメントをユーザに提案するサプリメント提案部も備えています。このシステムは、所定期間ごとや週ごと、日ごとにサプリメントの配合を調整する機能や、生活習慣に関する質問の再回答を受け付けてサプリメントの配合を調整する機能、ユーザの生活習慣ログ情報に基づいてサプリメントの配合を調整する機能も有しています。さらに、サプリメントの推薦度を記憶し、ユーザの悩みの度合いに基づいて所定範囲のサプリメントを絞り込むサプリメント絞込部を備えています。これにより、ユーザの個別のニーズに応じたサプリメント提案が可能となります。
〇考察
この発明は、個々のユーザに対して最適なサプリメントを提案するための高度なシステムを提供しています。ユーザの属性や生活習慣に基づき不足する栄養素を特定し、それに応じたサプリメントの選定と配合調整を行うことで、ユーザの健康状態やニーズに合ったサプリメントを提供することが可能です。さらに、生活習慣の変化やログ情報に基づいてサプリメントの配合を更新する機能は、継続的な健康管理とサプリメントの最適化を実現します。このシステムは、ユーザの悩みや健康状態に応じてサプリメントを絞り込み提案することで、個別化された健康ソリューションを提供する点で革新的です。これにより、サプリメントの効果を最大化し、ユーザの満足度を向上させることが期待されます。全体として、この発明はパーソナライズド栄養管理の分野において重要な技術的進展をもたらし、健康産業における競争力を高めるものと考えられます。
健康食品・サプリメントに関する特許出願人傾向
1. 初期の多様な取り組み（2013年）
2013年の健康食品・サプリメント関連の特許出願は、多様な企業による幅広い技術の開発が見られます。アークレイ株式会社やニュートリー株式会社が複数の特許を出願し、フォーデイズ株式会社や味の素株式会社、富士フイルム株式会社なども個別に特許を出願しています。これらの特許は、企業がそれぞれの分野で技術力を高めようとする初期の取り組みを示しています。
2. 健康志向と技術の深化（2014-2015年）
2014年から2015年にかけて、健康食品やサプリメントに関連する特許出願の数が増加し、出願企業の多様性も広がっています。三栄源エフ・エフ・アイ株式会社やハイスキー食品工業株式会社、一丸ファルコス株式会社などが目立つ存在となり、特に健康志向の技術や新素材の開発が活発化しています。これらの技術は、消費者の健康意識の高まりを反映しており、製品の差別化を図るための重要な要素となっています。
3. 機能性食品へのシフト（2016-2017年）
2016年から2017年にかけては、機能性食品の特許出願が増加しています。オリエンタル酵母工業株式会社やドリコス株式会社、三菱商事ライフサイエンス株式会社などが特許を出願し、機能性成分の活用や新しい製造技術の開発が進んでいます。特に、消化促進や免疫力向上といった機能性を持つ製品の開発が注目されています。
4. 持続可能な技術と市場の成熟（2018-2019年）
2018年から2019年にかけては、持続可能な技術や製品の市場成熟が顕著です。アリメント工業株式会社や富士フイルム株式会社、株式会社カネカなどが特許を出願し、製品の持続可能性や環境負荷の低減を目指した技術開発が進んでいます。また、株式会社ＦｉＮＣ Ｔｅｃｈｎｏｌｏｇｉｅｓなどの新興企業も特許を取得し、デジタルヘルスケアと連携した新しい市場の開拓を行っています。
5. 高度化と多様化（2020-2022年）
2020年から2022年にかけては、健康食品・サプリメント分野の特許出願がさらに高度化・多様化しています。キリンホールディングス株式会社や日清食品ホールディングス株式会社などの大手企業が参入し、技術の高度化が進んでいます。特に、個々の健康状態に応じたパーソナライズドサプリメントや、高度な製造プロセス技術の開発が見られます。
6. 結論
健康食品・サプリメント分野の特許出願の傾向は、技術の進化と市場のニーズに応じて多様化し続けています。初期の基礎技術の開発から始まり、健康志向や機能性食品へのシフト、持続可能な技術の導入、さらに高度化・多様化と進化を遂げています。これらの特許出願は、企業の技術力と市場戦略の両方を反映しており、今後もさらに多様で高度な技術開発が期待されます。
健康食品・サプリメントの特許について
健康食品やサプリメントに関する特許は多岐にわたります。まず、ビタミンやミネラルなどの栄養素の特定の組み合わせや配合比率に関する特許があります。これらは、特定の健康効果を高めるために、最適なバランスを見つけることを目的としています。例えば、ビタミンCと亜鉛を特定の比率で組み合わせることで、免疫機能を向上させる効果があるとされるものがあります。次に、植物由来の成分に関する特許も多く見られます。例えば、特定のハーブや植物抽出物を使用して、抗酸化作用や抗炎症作用を持つ製品を開発するための特許です。これには、エキナセア、ターメリック、グリーンティー抽出物などが含まれます。また、プロバイオティクスやプレバイオティクスに関連する特許も重要です。これらは、腸内フローラのバランスを改善し、消化機能や免疫機能をサポートすることを目的としています。さらに、特定のアミノ酸やペプチドの組み合わせを用いた特許も存在します。これらは、筋肉の成長や修復、疲労回復を促進するために設計されています。例えば、BCAA（分岐鎖アミノ酸）やグルタミンの配合が一般的です。さらには、特定の脂肪酸やオメガ3脂肪酸に関する特許もあり、心血管の健康をサポートする目的で使用されます。これには、フィッシュオイルや亜麻仁油などが含まれます。加えて、ナノテクノロジーを利用した成分の吸収率向上に関する特許もあります。これにより、体内への有効成分の吸収を最適化し、効果を最大化することが可能です。例えば、クルクミンのナノカプセル化技術などがあります。さらに、特定の健康状態や疾病に対する予防や改善を目的としたサプリメントの特許も存在します。例えば、糖尿病予防のための特定の配合や、認知機能をサポートするための成分の組み合わせなどが挙げられます。これらの特許は、科学的な研究成果に基づき、特定の健康効果を持つ成分を最適な形で提供することを目指しています。最後に、製品の形態や製造方法に関する特許も重要です。例えば、錠剤やカプセルの製造方法、特定の時間にわたり成分を徐々に放出するタイムリリース技術などがあります。これにより、ユーザーの利便性を高め、成分の効果を持続させることができます。このように、健康食品やサプリメントの特許は、成分の選定や配合から製造方法に至るまで、多岐にわたる領域で取得されており、それぞれが特定の健康効果を追求するために設計されています。
健康食品・サプリメント特許の被引用数と特許価値に関して
健康食品やサプリメントの特許における被引用数と特許価値については、特に知財戦略や市場競争の観点から重要な指標となっています。被引用数とは、ある特許が他の特許文献や科学論文などでどの程度引用されているかを示す数値であり、この数が多いほどその特許が技術的に重要であると見なされる傾向があります。健康食品やサプリメントの分野においても、被引用数が高い特許は、その技術や発明が業界内で高く評価され、多くの研究者や企業が注目していることを意味します。これは、その特許が新規性や有用性を備えており、他の技術や製品開発の基盤となる可能性が高いことを示唆しています。一方で、特許価値は被引用数だけでなく、商業的な観点や市場における影響力、特許の保護範囲、独占権の強さなど複数の要素によって評価されます。特に健康食品やサプリメントの分野では、特許が製品化され市場に投入されることで、企業の競争優位性を高め、売上や利益に直接的に影響を与えることがあります。高い被引用数を持つ特許は、他の企業にとっても技術ライセンスの対象となり得るため、ライセンス収入の増加も期待できます。さらに、健康食品やサプリメントは消費者の健康志向の高まりと共に市場規模が拡大しており、この分野での特許は市場参入の障壁を築き、競争相手からの模倣を防ぐ重要な手段となります。特許価値を高めるためには、技術的優位性だけでなく、特許の出願戦略や管理、国際的な特許取得の体制整備なども不可欠です。また、特許の価値は時間と共に変動するため、定期的な評価と管理が必要です。被引用数の増加は、特許が業界標準としての地位を確立しつつあることを示し、これがさらに市場価値を押し上げる要因となります。したがって、健康食品やサプリメントの分野での特許価値を最大化するためには、研究開発の段階から特許戦略をしっかりと構築し、技術の独自性や市場性を考慮した上で、効果的な知財管理を行うことが求められます。
健康食品・サプリメント特許のランキング付に関して
健康食品やサプリメントに関する特許を被引用数に基づいてランキング付けすることは、特許の影響力や重要性を評価する一つの方法です。被引用数とは、他の特許文献が該当特許を参照した回数を指し、この数が多いほどその特許が関連分野において重要視されていることを示します。被引用数が多い特許は、技術的な革新性や市場での成功可能性が高いとされ、その技術が他の研究開発の基盤となっていることが多いです。このため、健康食品やサプリメントの分野で被引用数が高い特許を特定することで、現在の研究や製品開発のトレンド、技術の進歩状況を把握することができます。ランキングの作成には、特許データベースから被引用数の情報を収集し、それを基に各特許を評価します。具体的な手順としては、まず対象となる特許をリストアップし、その特許ごとに被引用数を調査します。次に、被引用数の多い順に特許を並べ替え、ランキングを作成します。このプロセスにより、特許の価値を客観的に評価できるため、企業や研究者は重要な技術や有望な開発領域を特定しやすくなります。また、被引用数が高い特許は、競合他社や研究機関が注目する技術であることが多く、自社の研究開発戦略においても参考にすることができます。ただし、被引用数のみで特許の価値を完全に評価することは難しいため、他の評価指標と併用することが望ましいです。例えば、特許の内容や技術の新規性、実施可能性、市場のニーズなどを総合的に考慮することで、より精度の高い評価が可能となります。最終的に、被引用数を基にしたランキングは、健康食品やサプリメント分野における技術動向を把握し、将来の研究開発の方向性を決定するための有用なツールとなります。これにより、企業や研究者は競争力を維持し、革新的な製品や技術の開発を進めるための戦略的な判断を行うことができます。
パテスアップは健康食品・サプリメントの特許情報を提供
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